
私たちが考えるサスティナビリティ
北こぶしリゾートは、世界中のネイチャーリテラシーの向上を目指すとともに、
事業活動を通して 社会的な課題の解決に取り組むことで、
知床がこれからも素晴らしい場所であり続けられるよう、
ステークホルダーの皆様との共通価値を創造(CSV)しながら、
持続的な成長を続けていきます。
CSV(Creating Shared Value)とは
「共通価値の創造」を意味する言葉です。
事業活動を通して 社会的な課題の解決に取り組むことで、
企業として経済的な価値を創造しながら、
同時に社会的な価値も創造するという考え方です。
コンセプト
いま、ヒトとクマの関係が危うくなっています。
互いのテリトリーを侵さず、知床の地でいかに共存できるか。
その道を探す責任が、⼈間にはあるのではないでしょうか。
私たち北こぶしリゾートは、
2020年から知床のクマを守るための活動
「クマ活」を始めています。
例えば、草刈り。⽣い茂ったヤブを減らせば⾒晴らしが良くなり、
クマが誤ってヒトの⽣活圏に⼊ってくることを防げます。
他にも、クマ⾒物による渋滞を解消するべく交通整理をしたり、
クマへの理解を深めるための啓発活動を⾏ったり。
この最果ての地を、ヒトとクマが
⼼地よく過ごせる場所にするため、
さまざまな活動を計画中。
「知床を、つづけていく」ために、
私たちは真剣に動こうと思います。
アクション
北海道の自然を代表する大型哺乳類、ヒグマの高密度生息地として有名ですが、知床のヒグマ問題は深刻化しています。
ヒグマの人慣れやヒグマ渋滞(ベアジャム)の発生、市街地への侵入などなどこの問題を解決するべく、3つのアクションを行っていきます。
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草刈り
MOW THE GRASS
年に数回、街に迷い込んでしまう知床のヒグマ。
その原因は、街の周りにある草むらです。
ヒグマの姿を隠すほどの高さのある草むらは、
格好の隠れ場所となり、街への侵入経路にもなってしまいます。
草刈りを行うことで、ヒグマが潜みにくくなるとともに
見晴らしもよくなり、私たちも安心して暮らすことができます。

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ゴミ拾い
PICKING UP TRASH
本来、自然のものだけを食べて生きていく野生動物にとって、
人の食べ物やごみは魅力的に見えてしまいます。
その中でもヒグマは頭がよく一度食べたものの味を覚え、
「また食べたい」と思ったヒグマはだんだんと街や道路、
人の近くに姿を見せるようになってしまうのです。
ゴミ拾いは私たちの心をきれいにするだけでなく、
野生で生きるヒグマの命も守ることができます。

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啓発活動
ENLIGHTENMENT ACTIVITIES
「クマ活講座」「クマ活ワークショップ」
実は、ヒグマは謎多き生き物。
ヒグマやクマ問題についてみんなで学び
情報を分け合うことで
人にとってもヒグマにとっても
良い未来を作ることを目指しています。

レポート
パートナーシップ
SDGs(エスディージーズ)とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略です。持続可能でより良い世界を目指すべく、2015年9月に国際社会の共通目標として国連サミットで採択されました。17のゴールで構成され、地球上の誰一人も取り残さないことを誓っています。
北こぶしリゾートの取り組み
17のゴールの中で、北こぶしリゾートが特に重要な対応目標として捉えているのが「4:質の高い教育をみんなに」と「11:住み続けられるまちづくりを」。「クマ活」などによって、お客さまや従業員に知床の自然への理解を深めてもらい、ネイチャーリテラシーの向上を目指します。また、知床がこれまでも素晴らしい場所であり続けるため、環境を守る活動により一層力を入れて参ります。